第26回日本抗加齢学会にてポスター発表を行いました。

令和8年6月26日〜28の期間、パシフィコ横浜で開催された「第26回日本抗加齢学会 ▶︎」にてポスター発表を行いました。

高血糖・高内臓脂肪が加齢の増幅を助長し、各種疾患の引き金になります。
ナンゴク長命草(ナンゴクボタンボウフウ)の食後血糖値を減少させる機能に加えて、内臓脂肪も減少をさせるという研究結果を発表しました。

参考資料

第26回日本抗加齢医学会総会・山岸会長の講演内容に見る「AGEと老化」の最前線

アンチエイジング医学の国内最大級のイベントである「第26回日本抗加齢医学会総会」。
今回のパンフレットに掲載されている、山岸昌一会長の講演要旨(抄録)には、私たちが健康に年齢を重ねるための非常に重要なヒントが隠されていました。

糖尿病がなぜ全身の血管や臓器を傷つけるのか、そしてなぜ私たちは加齢とともに様々な病気にかかりやすくなるのか――。
その鍵を握る「AGE(終末糖化産物)」という老化物質について、医学的な最新知見をご紹介します。

【引用】第26回日本抗加齢医学会総会 山岸昌一会長による講演内容の紹介

糖尿病網膜症では、網膜細小血管を構成する周皮細胞が選択的に喪失する。一方、糖尿病網膜症では、高血糖の記憶という現象が存在する。どうして、糖尿病で網膜症などの細小血管合併症が生じるのか、なぜ、高血糖を記憶されるのか、また、糖尿病ではさまざまな老年病のリスクが高まり、健康寿命や実寿命が短縮するのはなぜか。これらの謎を解き明かすべく、これまで基礎的、臨床的研究を行なってきた。その結果、(1) 糖尿病や加齢に伴い生体内蛋白質、リン脂質、核酸などのアミノ基は一様に糖化変性修飾を受け、臓器障害性の強い終末糖化産物(advanced glycation end products、以下AGE) と呼ばれる老化物質を形成されること、(2) AGE化した蛋白は、三次構造が変化しその機能が劣化するだけではなく、細胞表面に存在するAGE 受容体receptor for AGE (RAGE) によって認識され、大小血管合併症や骨粗鬆症、癌、アルツハイマー病などの様々な老年疾患の発症、進展に関わることが明らかとなった。さらに、タバコや食品に由来する外因性のAGE の過剰摂取や食生活習慣の歪みが、腸内細菌叢を撹乱させたり、AGE の蓄積を促したりして多岐にわたる老年疾患の発症リスクを上昇させる可能性も浮かび上がってきた。加えて、血中AGE レベルや皮膚に蓄積したAGE に由来する自家蛍光(SAF) が、心腎脳血管病や糖尿病、フレイル、総死亡のバイオマーカーにもなりうる。本講演ではこれまでのAGE研究を振り返ってみたい。


―― 第26回日本抗加齢医学会総会 パンフレット「会長講演」より引用

老化を加速させる「高血糖の記憶」と「AGE」の深い関係

山岸会長の解説にある通り、糖尿病や加齢によって体内に蓄積する「AGE(終末糖化産物)」は、私たちの寿命や健康寿命を縮める重大なリスク因子です。

特に恐ろしいのが「高血糖の記憶」という現象です。過去に一時的でも高血糖な状態が続くと、その時に作られたAGEが細胞にこびりつき、後から血糖値をコントロールしても「過去のダメージの記憶」として血管や臓器を傷つけ続けてしまいます。
つまり、老化や病気を防ぐためには、そもそもAGEを体内で作らせない(=高血糖の状態を作らない)ことが何よりも先決なのです。

今日からできるエイジングケア:まずは「食後血糖値」のコントロールから

体内でAGEが急激に作られる最大のタイミング、それは「食後の血糖値が急上昇したとき」です。
健常な方であっても、炭水化物や甘いものを食べた後に血糖値が跳ね上がる「血糖値スパイク」が起こると、体内の糖化(焦げつき)が一気に進み、AGEの蓄積を招いてしまいます。