喜界島産ボタンボウフウ由来成分
抗肥満成分「プテリキシン」の機能性検証報告

1.背景:喜界島産植物が含有する希少成分の有効利用

喜界島に自生するボタンボウフウ(別名:長命草)は分類上、奄美以西に特有の「ナンゴクボタンボウフウ」という種に分類されますが、健康維持に寄与する独自の注目成分「プテリキシン(Pteryxin)」が高濃度に含まれていることが分かっています。このプテリキシンは、クマリン類の一種であり、近年の産学官連携研究によって、優れた代謝サポート機能や抗肥満作用を持つことが科学的に解明されました。
喜界島産のナンゴクボタンボウフウが、他産地のものと比較して高含有量を誇る理由は、島特有の稀有な自然環境に深く関わっています。隆起サンゴ礁から成る「アルカリ性土壌」はミネラル補給の源となり、さらに太平洋と東シナ海の境界で降り注ぐ「強烈な紫外線」や、波しぶきとともに運ばれる「ミネラル豊富な潮風」といった過酷な外的ストレスが、植物としての防御反応を最大化させると考えています。この「生き抜く力」こそが、有用成分プテリキシンを葉の中に凝縮させる鍵となっているのです。

本ページでは、弊社臨床試験に基づく「ナンゴクボタンボウフウが肥満気味のヒトにもたらす内臓脂肪面積およびウエスト周囲径の減少効果」を中心に、その裏付けとなる屋教授らの研究(ナンゴクボタンボウフウに含まれる希少な天然由来成分プテリキシンの、体格指数(BMI)や体脂肪(内臓脂肪・皮下脂肪)に対する具体的な低減効果)を交えてご報告します。

2.検証:ヒト臨床試験による多角的な科学検証

1)試験デザインの厳格性
本検証では、食品の機能性評価において最も信頼性が高いとされる「ランダム化プラセボ対照二重盲検並行群間比較試験」を採用しました。肥満気味(BMIが高め)の健康な男女を対象に、被験者を無作為に2つのグループに分け、一方はプテリキシンを含むボタンボウフウ葉粉末を、もう一方はプラセボ(外見や味が等しい偽薬)を12週間にわたって継続摂取しました。これにより、主観的な思い込みや生活習慣の変動に左右されない、成分そのものが持つ生理的作用を厳密に数値化しました。
2)主要評価項目と高精度測定
脂肪の増減を可視化・数値化するため、専門の医療機関において腹部脂肪測定を実施しました。解析の結果、メタボリックシンドロームの要因となる「内臓脂肪面積」および「ウエスト周囲径」に対して、対照食品(プラセボ)摂取群においては群内比較による有意な変化が認められなかったのに対し、被験食品摂取群では摂取6週および12週後の値において、摂取前と比較して有意差が認められました。

【検証結果:12週間の体組成推移データ】

体脂肪推移グラフ(モバイル版) 体脂肪推移グラフ(PC版)

このように、12週間にわたる継続摂取の結果、ボタンボウフウ葉粉末(プテリキシン含有)摂取群はプラセボ群と比較して、腹部の「内臓脂肪面積」および「全脂肪面積(内臓脂肪+皮下脂肪)」において、統計学的に明確な有意差をもって低減したことが確認され、特に、生活習慣病リスクとの相関が極めて高い内臓脂肪の減少が顕著に見られたことは、単なる一時的な体重変化にとどまらず、根本的な代謝サイクルや体組成の質を改善する一助となっていることを示唆しています。

3.考察:屋教授らが内臓脂肪の有意な蓄積抑制および脂肪の燃焼効果を確認

弊社における臨床試験結果をさらに裏付けるものとして、弊社顧問で琉球大学名誉教授の屋教授らによる知見をご紹介します。
2006年以降の屋教授らの長年の研究により、ボタンボウフウの抗肥満機能に関わる成分『プテリキシン』が同定されました。その作用機序についても解明が進んでおり、プテリキシンが体内のエネルギー代謝経路に働きかけ、脂質の利用効率を高めることで、無理のない効率的な体脂肪マネジメントを実現する極めて有効なアプローチであることが明らかになっています。

プテリキシンによる

体脂肪マネジメントの作用イメージ

体脂肪マネジメントの作用イメージ 体脂肪マネジメントの作用イメージ

ボタンボウフウに含まれる成分「プテリキシン」には、 脂肪合成を抑制し、脂肪燃焼を促進するという2つの作用が報告されています。(屋教授らの研究に関しては、こちらも併せてご参照ください。)
屋 宏典:弊社顧問 琉球大学 名誉教授(現 同大学熱帯生物圏研究センター 協力研究員)

4.結論:現代人の生活習慣をサポートする健康素材

弊社臨床試験論文(Pharmacometrics 108, 2025)および、屋教授らの長年の研究により、喜界島産ボタンボウフウに含まれるプテリキシンは、肥満気味の成人の内臓脂肪を効果的に低減させる機能を持つことが学術的に裏付けられました。
喜界島の過酷な自然(アルカリ土壌・強紫外線・潮風)を生き抜くためにボタンボウフウが自ら作り出すプテリキシンは、化学的な合成成分に頼らない持続可能なウェルネスを志向する現代人にとって、理想的な「次世代の機能性素材」です。島に伝わる伝統的な食文化と、最先端の学術研究が融合したこの成分は、健康寿命の延伸をサポートする大きな可能性を秘めています。